[戻せる!]幼稚園のプリーツスカートの切らない裾上げ方法。夏服編。

おなおし

3年間着る前提で買う幼稚園の制服のプリーツスカート

肩ベルトで調節できるようになっているとはいえ年少さんには長すぎですよね。

そこで裾の方も縮めてみることにしました。

お直し屋さんに頼むと、ウエストを解いて生地を短くカットして・・・と

綺麗に仕上がりますが元には戻せなくなってしまいます。

なので今回は

”大きくなったら元に戻せる!プリーツスカート切らずにをお家で裾上げする方法”でやってみました。

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幼稚園プリーツスカートの切らない裾上げ、仕上がりイメージと材料

今回小さくするのは幼稚園年少さん、の割にはちょっと小さめの92cm12kgの娘のスカートです。

お下がりのスカートは120cmですが、娘は100がジャストサイズです。

でも裾上げ前と比べると明らかにフィットしているのがわかるかと思います。

この仕上がりを目指して進めていきましょう。

先ほどお話ししたようにプリーツスカートの本来のお直し方法は

ウエストベルトを解いて、必要な長さ分上側をカットする、という方法になります。

ですが幼稚園の制服のように頻繁に丈を変える必要のあるスカートにそれはできません。

ですから今回は

先に肩ベルトを縮めてウエスト位置を固定→裾のラインを決める

このような順番で”切らずに””裾の方を”短くしていきたいと思います。

ウエストラインは上すぎると活動するときに腕が動かしにくくなりますし

下すぎるとブラウスの裾がはみ出してしまいます。

ウエストラインを先に決めてしまうことで、何cm裾上げすればいいのか分かりやすくなります。

基本的なお裁縫セットの他に用意する材料はミシン糸のみです。

今回は夏服のスカートなので普通生地用の伸縮なしのスパンミシン糸を用意しました。

元々の縫い目を確認して使っているものに近い糸を用意してください。

(リンク先は青系の糸になっています)

いけだゆみ
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肩ベルトを調節する〜プリーツスカートの切らない裾上げ〜

まずはウエストラインを合わせるために何cm肩ベルトを短くすればいいのかを決めます。

とりあえす娘にサッと着てもらい、簡単につまんで計測します。

つまんだループの端から端までの長さは約6cmだったので、今回短くする長さは6cmです。

写真をよく見ると、前だけで6cm縮めると胸当てが下に来すぎてしまうのが分かります。

胸当てが下すぎるとすぐに肩ベルトが落ちてきてしまいますし、上すぎると首が苦しくなります。

なので今回はこの6cmを分散して複数箇所で縮めることにしました。

夏服は薄手の生地なので肩ベルトの途中をつまんでどこでも縮めることはできますが

目立たないところという点では

前の根元、後ろの根元、襟に隠れる部分といったところが良いかと思います。

このスカートでは前ボタンの位置を付け替えて2cm

背中側のウエストベルトに隠れる位置に4cmというように分散して縮めています。

後ろ側はウエストベルトの元々の縫い目に当たる位置だけ縫い止めることによって

ほどんど縫い目が目立たなくなります。

裾ラインを決める〜プリーツスカートの切らない裾上げ〜

ウエストが決まったら次に裾を何cm上げるのか決めていきます。

ミニスカにはしたくないのですが

まだまだ足の短い年少さんは、階段の上り下りで裾を踏んづけてしまうこともあるので

気持ち短めの膝丈に仕上げていきます。

このスカートはまつり縫いではなく裾を三つ折りにしてミシンをかけただけの仕上げになっています。

表から見える糸もピッタリ合わせた色ではなく

グレーのような無難に合いそうな色を使っていました。

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私は手持ちの糸の中にグレーの糸があったので、それを使うことにしました。

娘の場合5cm裾上げするので、まずはぐるりと1周5cmのラインをまち針で止めていきます。

プリーツがあるスカートの場合、まずは各プリーツの線の位置で5cmを取り

その後他の箇所をまんべんなく止めていくと、曲がったりずれたりすることがありません。

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新しい裾の折り線をつける〜プリーツスカートの切らない裾上げ〜

さて、ぐるりと一周まち針を止めると

折り上げた裾がぴったりなところと隙間があってゆるゆるのところがあると思います。

これはスカートが裾に向かって広がった作りになっているのでこうなるのが普通です。

(プリーツの数が多くまっすぐのシルエットのスカートは、ならないこともあります)

折り上げた裾を縫うときは、これを適度に縮めながら縫っていきます。

縮め方は意外と雑で大丈夫です。

このように小さなまとまりごとにつまんで片側に倒すだけで大丈夫です。

大きく隙間ができている時は2,3個に分けてつまむと、新しい裾のラインに響かずに済みます。

つまんで倒す場所はプリーツの位置は避けましょう。

プリーツを折る場所に余計な厚みがあると、綺麗な折れ目にならずすぐに開いてきてしまいます。

全ての隙間を倒したらアイロンを強めに当てて新しい裾ラインをしっかりつけます。

つまんで倒した場所はアイロンが降りてくるギリギリまで目打ちで押さえておくと良いです。

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ちなみに、表から縫い目が見えない仕上げのプリーツスカートの場合は

まつり縫いで裾上げをしていきますが、ここまでの作業は全く同じです。

直線縫いで縫う〜プリーツスカートの切らない裾上げ〜

折り上げた裾をミシンで縫っていきます。

今回は5cm折り上げたのでその少し下の4.5cmの位置を縫うことにしました。

縫う時は表が見るようにして縫います。

あくまで表から見て横にまっすぐ一直線の縫い目にしたいからです。

ミシン上級者さんやプロの方

本当に丁寧に作業をされる方なら、裏から縫っても綺麗な縫い目になります。

でも私を含め、まだ”縫う”という作業自体に一生懸命な裁縫初心者さんの場合

今回のような特に縫い目の綺麗さが気になる部分は”表から見える方を見ながら”縫うのが無難です。

縫い目をまっすぐにしたい場合は

”針を見ない”のがコツ!というのはご存知でしたか?

この中でご紹介しているマスキングテープを使ったガイド線の作り方は、

このプリーツスカートで実演しています。

ガイド線は針の真横だけでも問題はありません。

でも今回のスカートのように長いものをひたすらまっすぐ縫う時は

縫う位置の前も後ろもガイドに沿わせることでより安定してまっすぐを保つことができますよ。

綺麗に一周縫うことができたら、最後にプリーツのラインにしっかりアイロンをかけます。

ピンとまっすぐに引っ張ってプリーツの形を作りながら、表裏両方からかけるとしっかりつきます。

これでスカートの裾上げが完了しました。

ウエストを調節する〜プリーツスカートの切らない裾上げ〜

最後に少しだけウエストも小さくします。

このスカートの場合、つまんで倒すという方法をとってしまうとプリーツが崩れてしまうので

脇腹のところにあるボタンを少し内側にするだけにしました。

これでもウエスト幅的にはかなりブカブカです。

でもこのスカートの場合、背中側の肩ベルトがクロスになっているので

このように後ろ側が大きく体からそれる形になり、自然と前側は体にフィットしてくれました。

[まとめ]幼稚園プリーツスカートの切らない裾上げ方法

今回は幼稚園のプリーツスカートを切らずに戻せる形で裾上げする方法をご紹介しました。

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自分でお着替えする練習でもある幼稚園の園服は、先生が統一して指導ができるように

ボタンやホックは必ず、元の状態と同じ動きで止め外しできるようにしてくださいね。

体が大きくなって戻す時は今回ご紹介した作業を逆から行ってください。

なるべく子供本人が扱いやすく、活動に支障が無いようにしてあげたいですね。

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