保育園仕様にリメイク!ジャンパーのフードを取り外し可能にする方法。

おなおし

幼稚園や保育園ではフードなしの服が基本ですよね。

”お気に入り”とか”ちょうど今着られるサイズ”のジャンパーはフードがついていて保育園には着ていけない!

なんてお悩みは保育園ママあるあるではないでしょうか。

2歳の保育園児の次女はおちびさんで、一昨年から着ていたフード付きジャンパーが現役バリバリなんです。

上の子のお下がりのフード”なし”のジャンパーはまだブカブカなのですが

保育園用に新しく買うのはもったいない!

なんとか今シーズンは今のジャンパーを着て欲しいので

キッズサイズ95のジャンパーのフードを、保育園にも着ていける取り外し可能な形にリメイクしていきます。

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13歳以下の子供の着用する服については、平成27年(2015年)12月に制定された日本工業規格「JIS L4129(よいふく)」において、一定の安全性に関する基準が設けられました。強制力はありませんが現在日本で販売されている子供服のほとんどはこの規格に準じて作られています。今回のリメイクはこの規格の適用外もしくは規格制定前の子供服を、保護者の管理下に置いてできる限り安全に着用するための一例として紹介しておりますが、この規格に準じたものではないことをご了承の上お読みください。子供服の安全性に関してはこちらをご覧ください。

保育園仕様のジャンパーにするために用意した材料

保育園がお休みの日には元のデザイン通り可愛く着せたいですよね。

今回はフードを取り外すだけではなく

ファスナーを使って簡単に脱着ができるタイプに仕上げる方法です。

いけだゆみ
いけだゆみ

家庭科レベルで簡単リメイク服では

おうちにある家庭用コンピューターミシン(手縫いのみのリメイクもあり)

・小学校の時に揃えた裁縫セット  でできる

本当に着られる”家庭科レベル”のリメイク服の作り方や洋服のお直し方法をご紹介しています。

必要最低限の裁縫セットとは>>>

そのほかに用意する材料はたったの3つ。

私は400円ほどで用意しました。

オープンファスナー

オープンタイプと呼ばれるものを用意します。

ピッタリサイズはなかなかないと思うので

フードの根本を端から端まで測って、それよりも長いものを買いました。

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フリースマフラー

ダイソーで売っているフリースのマフラーがちょうどよかったので使いました。

上下両端のきれいに端処理されているところを使います。

スナップボタン

ファスナーのスライダーは

上まであげただけではまた開いてきてしまうこともあるので開き口側に1カ所使用します。

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それでは順番に

リメイク方法をご紹介しますね。 

フードを取り外す

まずはフードを取り外します。

元の縫い代は最低限の幅にカットされてしまっているので

これ以上破いてしまうことのないように丁寧に外していきましょう。

フード付きジャンパーの仕組み

今回保育園仕様にするジャンパーは

キッズサイズ95センチのもので、中綿はダウンではなくポリエステルのものが入っていました。

本物のダウンジャケットの場合、糸を解いてしまうと中の羽がブワッ!と飛び出し

部屋中に散乱して大惨事!!になるのですが今回はそんな心配もありません。

シンプルに”表地”と”裏地”のことだけ考えれば

フードがどのように縫い付けられているのかを想像できます。

縫製工場でこのジャンパーが作られる際はおそらく

このように

裏地、フード裏地、フード表地、表地

という順番に重ねて4枚一気にミシンで縫い合わせています。

その後このようにボディ側の表地と裏地をひっくり返して

裾の方を縫い合わせています。

縫い合わせた糸は直接は見えない状態になっているんですね。

つまりジャンパー本体からきれいにフードを外すためには

なんとかして生地を傷めずにこの糸だけを切る必要があります。

縫い合わせられた糸”だけ”を切る

糸だけを切るためには

このように

ボディ側の表地とフード側の裏地の間を引っ張って糸を見える状態にし

その隙間にリッパーを差し込んでまずは1目だけ糸をカットします。

リッパーはUの字の底の部分が刃になっていて

上手く使えばガーっと一気に縫い目を切ることができる便利なものですが

今回のように少しも生地を無駄にできない時は少し怖いアイテムです。

糸を一目すくったら少し引っ張って糸をUの字の底に移動させ

ほんの少しだけ刃を当てるイメージで糸を切ります。

2〜3目切ると、あとはリッパーの先で少し糸を引くだけで縫い目が解けていきます。

解いていくうちに生地を糸が抜けていく際に引っ掛かり出てきたら

余っている糸を切ってしまっても大丈夫です。

このジャンパーの場合は

最初に引っ張って見えた糸だけではなく奥にももう一本糸があったので

そちらも同じように1目ずつ丁寧に解いていきました。

襟(えり)を作る

ボディ側とフード側、それぞれに直接ファスナーを縫い付けても取り外し可能な構造にはなるのですが

首に直接ファスナーが当たるのが気になります。

着るのは冬ですから冷たさも感じますし

ファスナーの隙間から冷気が入ってきてしまうかもしれません。

そこで今回はこのように

2枚のフリースでファスナーからフード側の根本を挟む構造にすることにしました。

必要な長さを決める

ジャンパーをまっすぐ平らに開き襟に必要な長さを決めます。

ポイントは

両端ともフードの端よりも2cmずつ長く取ることです。

フリースはファスナーを完全に覆うことが目的なので

ファスナーの端や引き手までしっかり隠れるように1cm長めに取ります。

さらに端処理のために1cm取るので合わせて2cm必要です。

フリースはほつれにくい生地ですが、端のケバケバが気になるので簡単に折り返して縫い止めておきました。

ファスナーを挟む構造なので同じ大きさのものを2枚作ります。

ファスナーを切る

ファスナーはオープンファスナーと呼ばれる

スライダーを下まで下ろすと左右が分かれるタイプを使います。

ビスロン、オープンファスナー、オープンコイルファスナーなどメーカーによって名前は違いますが

根本が切り離される構造のものならどちらでも構いません。

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最近このタイプは¥100均では売っていないのでネット購入が確実です。

先ほどお話ししたように作った襟よりも両端1cmずつ短くします。

この時に気をつけたいのが、カットする位置とファスナーの上側の処理です。

カットするのは必ず”ファスナーの上側”にしてください。

間違えてこちらの

下側を切ってしまうと、取り外しできる構造が成立しなくなってしまいます。

上側の先端はこのように切りっぱなしのままだと、ファスナーの持ち手がそのまま抜けていってしまいます。

そのため短く切ったファスナーの上側は

このように折り込んで先端を縫い目の中に隠すようにします。

縫い目の中に入っていればファスナーの先端もそれ以上先には進めませんからね。

作っている最中に抜けてしまうのが心配なら

切った直後に先端を糸でぐるぐる巻きにして、引き手が抜けてしまわないようにしておくのが安心です。

襟とファスナーを合わせる

シュミレーションする

ここで一度パーツを並べてシュミレーションしてみましょう。

というのも

ファスナーはボディ側とフード側に分けて別々に縫い合わせていくので

合わせ方が間違っていると出来上がった時にうまくフードを取り付けることができなくなるからです。

体のどちら側にファスナの根元が来るのか、ファスナーの引き手はジャンパーの表側を向いているか

一度並べてチェックしてみてください。

ちなみにファスナーは引き手が残る方とそうではない方と分かれて

どちらをボディ側にどちらをフード側にしようか迷うかと思いますが、

私は引き手が残る方をフード側にする方が好きです。

うちの娘の場合、週5日保育園にいくので

フードなしで着る回数の方が圧倒的に多いですから

少しでもフードなしで着る時の当たりを減らしたいなぁと思ったからです。

好みの問題かと思いますが

そんなことも考えながらシュミレーションしてみてくださいね。

ファスナを織り込みながらミシンで縫う

シュミレーションの通りに

フリース、ファスナー、フリースと重ねてミシンで縫い合わせていきます。

この時ファスナーに覆い被さるフリースの分量はこのくらいです。

ファスナーを両側とも合わせた状態でファスナーの縁がフリースの中に入るようにします。

この隠れたファスナーの縁に後でフードを縫い付けていくので

出来上がった際にフードの根元がきちんとフリースの中に入ることになります。

中のファスナーが見えない状態でいきなりミシンで縫うのは難しいので

簡単にしつけ縫いをしてからミシンをかけるといいですね。

隠れる部分なのでそこまでファスナーのきわを攻めて縫う必要はありません。

普通の抑え金で縫えるギリギリのところを縫いましょう。

フリースの余ったところはカットします。

このあとジャンパーに縫い付けていくので縫い代1.5cmくらい残して切ります。

分厚い生地は縫いにくいのでいつもより縫い代は多めに残しました。

この時に一緒にファスナーまで切ってしまわないように気をつけましょう。

ファスナーは布部分の織り方が緩く、少し切り込みが入っただけでどんどんほつれていってしまいます。

絶対に切らないようにしてください。

襟とボディを合わせる

表地にしつける

いよいよボディ側の首元に襟を縫い付けていきます。

なるべくきれいに仕上げるためには、元の構造を再現することが大切です。

元の構造では裏地も含めて一度にまとめて縫い合わせていましたが

これをするにはジャンパーの裾まで解かなくてはいけないので現実的ではありません。

今回は保育園に着ていくものなので機能性重視

しかも自分の子供用なのであくまで外から見てきれいならOKです。

なのでまずは表地と襟を縫い合わせていきます。

先ほどのシュミレーション通りに表地と襟を合わせて

まずはしつけ縫いをします。

一度表に返してみて

このように縫い目が見えずに襟と繋がっていれば大丈夫です。

また見えない状態で縫うと

フリースにしか針が入らず、ファスナーが縫い目からこぼれてしまっている場合もあります。

今の縫う位置できちんとファスナーまで縫われているかも確認しましょう。

襟を表地に縫い付ける

今しつけ縫いをしたところを

上からなぞるようにミシンがけしていきます。

重ねて縫うので針は中厚地用にしました。

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裏地をまつり縫いする

残していた裏地は手縫いで仕上げていきます。

元の構造のように縫い目を見せずきれいに仕上げたいなら”コの字綴じ”がおすすめですが

私は自分の子供用だし見えないところなのであまり気にしません(笑)

スピード重視で”まつり縫い”で仕上げました。

これでボディ側は完成です。

フードにファスナーをつける

次はフード側の作業に入ります。

フード側はボディ側と違って作業箇所以外のパーツが少ないので

より簡単に進められると思います。

フード裏返してファスナーつける

まずは表地だけにファスナーを縫いつけます。

そのあとフードを裏返してこのような重なり順にします。

フードだけ外すと巾着袋のように口が大きく開いた形になっているので

縫う箇所全てをきれいに重ねることができると思います。

そのままなるべくファスナーに近い

普通のミシン押さえでできるギリギリのラインを縫っていきます。

ただしまた表に返さなくてはいけないので返し口を少し残しておいてくださいね。

返し口は7〜8cmくらいあれば大丈夫です。

残りを手縫い

返し口からひっくり返したら残った7〜8cmを手縫いで綴じていきます。

ボディ側の裏地の時と同じように

見た目を重視するなら”コの字綴じ”、スピード重視なら”まつり縫い”で大丈夫です。

スナップボタンつける

最後にスナップボタンをつけていきます。

保育園がお休みの日などフードをつけて着る時に

動き回っているうちにファスナーが下がってフードが落ちてしまうことを防ぐためです。

フードを取り付けた時にファスナーの引き手が来る位置

ファスナーの上側に1箇所取り付けておくと安心です。

フード側の裏地とフリース襟の内側に縫い付けます。

スナップボタンは¥100均にあるような金属製の安いものでも構いませんが

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このようなプラスチック製のスナップボタンなら生地と色を合わせることもできて

フードを外している時も目立たなくて良いです。

スナップボタンを縫い付ける時は

このように裏地の生地だけをすくいとるようにして表地に響かないようにします。

(動画ではたまたまうちにあったものを使用したので色が合っていませんが)

ちなみにスナップボタンもフード側に凸、ボティ側に凹を使って

なるべくフードを外して着る時に当たりがないようにしています。

これでフード付きジャンパーを取り外し可能な保育園仕様のジャンパーにするリメイクの完成です!

襟の外側にフードがある場合

こちらは130サイズの子供用スキーウェアなのですが

上の子のスケート体験教室のために1日だけフードなしにする必要があり

こちらもフードを取り外しできるようにしてみました。

このように元々襟が付いていてその外側にフードがある場合

さらに言うと外からファスナーがガッツリ見えていても気にならない服の場合は

こんな感じでボディ側、フード側共に、直にファスナーを縫い付けても問題ありませんでした。

スナップボタンを縫い付ける場所が悩みどころですが、今回は1日だけフードが外れればいいので

スケート教室から帰ってきたあと

ファスナーの上側を手縫いで糸をぐるぐる巻きにして動かなくしてしまいました(笑)

ファスナーの引き手にタグのようなものをつけて

それと襟をスナップボタンで留めるなど、やり方は色々考えられると思います。

このタイプでチャレンジされた方、どのようにされたのか教えていただけるとありがたいです。

[まとめ]保育園仕様のジャンパーにするリメイク、作業時間と費用

この記事では

フードがついているジャンパーを保育園にも着ていける

フードの取り外し可能なジャンパーにリメイクする方法をご紹介しました。

このリメイクならたった1枚のジャンパーで

可愛いフードは保育園がお休みの日にしっかり活用しつつ

保育園内ではきちんと安全なジャンパーで過ごさせてあげられますね。

今回の改造には総額400円、作業時間3時間ほどかかりました。

急に肌寒くなったので明日の保育園までに!と慌てて無理やり1日で終わらせました(笑)

リメイクは服作りの工程を逆走するしているようなものです。

どこをどう解けばいいのか、どう縫えばいいのか悩むこともありますが

慣れていけばイメージしやすくなりますよ。

フードのようにあってもなくても服として成立するパーツは

比較的シンプルな構造なのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

このブログではこのほかにも子どもの成長に合わせたリメイク、リサイズ方法をご紹介しています。

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