[簡単2時間]フェイクポケットを本物のポケットに改造する方法!手縫いでお気軽リメイク。

おなおし

レディースのお洋服って「実はフェイクでした〜」ってポケット、多いですよね?

女性でもめっちゃポケット使うのに・・・って思いませんか?

というわけで

さも本物のような顔をしながら、実際には何の役にも立たないフェイクポケットを

本物のちゃんと物が入るポケットに改造してみました。

今回は、子供の幼稚園の送り迎えはスマホと鍵だけ持っていきたい私の

デニムのワイドパンツお尻についている、フェイクのパイピングポケットを使って

フェイクポケットを本物のポケットに改造する方法をご紹介します。

30cm四方の余り布があれば2時間程度で簡単に完成するプチリメイクです。

フェイクポケットを本物のポケットに改造するための材料と道具

いけだゆみ
いけだゆみ

家庭科レベルで簡単リメイク服では

おうちにある家庭用コンピューターミシン(手縫いのみのリメイクもあり)

・小学校の時に揃えた裁縫セット  でできる

本当に着られる”家庭科レベル”のリメイク服の作り方や洋服のお直し方法をご紹介しています。

必要最低限の裁縫セットとは>>>

その他今回のリメイクで全て新しく購入したものは計1000円ほどの材料です。

他にもちょくちょく使う基本アイテムなので、これを機に用意してみてもいいかもしれません。

裏地用生地

ポケットには鍵やボールペンのような先の鋭いものを入れることもあるので

織り目の詰まった丈夫で伸びない生地がおすすめです。

意外に使えるなぁと思ったのがダイソーのプリント生地。

針が通りにくく感じるかもしれませんが、その分丈夫で破れにくそうだなと思って使いました。

もちろんお家にあるあまり布でも問題はありません。

カジュアル服ならあえて派手な柄の生地にして、チラ見せを楽しんでもステキです。

デニム用ミシン糸

デニムアイテムで特徴的なのがステッチ。

通常のミシン糸より太い20番の糸を使うと元の縫い目に違和感なく馴染みます。

(糸の太さは#〇〇と表し、数字の小さい方が太くなります)

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今回は手縫いで仕上げますが

ミシン用の糸の方が入手しやすく安いので、ミシン用を使いました。

ほつれ止めピケ

布端がそれ以上ほつれないように固める接着剤です。

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元々ロックミシンでギリギリのところを処理されていた部分を、解いてリメイクするのですが

直線ミシンをかけるのも困難なほど小さな部分のリメイクなので、端処理ができません。

こうした糸での端処理が困難な箇所を直接固めて端処理できるのが”ほつれ止めピケ”です。

¥100均一にも似たような商品はありますが

こちらの方が粘度が高く扱いやすいので愛用しています。

リッパー

縫い目をほどく時にはリッパーを使います。

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小学校で購入するようなお裁縫セットに入っていることが多いのですが、教科書では扱いません。

U字の真ん中の部分を押し進めるとザーッと切れてしまうので、使うのが怖い方もいるかと思います。

その場合はほどく最初の一目だけ糸切りばさみで切ってから

目打ちを使ってほどくと良いでしょう。

フェイクポケットの塞がっている部分をほどく

リッパーで塞がっている部分をほどく

まずはポケットの塞がっている部分をほどいていきます。

この部分を裏から見るとほどく縫い目の下を更にロックミシンで留めてあるので

この2本の縫い目をほどきます。(実際にはロックミシンの下に仮縫いの縫い目がもう一本ありました)

ポケットの両端の補強された縫い目までほどき、表を見ると

この縫い目がポケット周りのステッチのした部分を兼ねていたことがわかります。

ポケットを縫い付ける時には

このステッチを再現しながら縫い付ける必要があることがわかりました。

もし可能であれば、この作業はポケットの真ん中から両端に向けて解いて行くと良いです。

今回はポケットの両端の補強の糸がしっかりしていたので問題はありませんが

そうでない場合は

このまま糸がほつれ続けて関係のないところまでほどけてしまうこともあるからです。

真ん中から綺麗にキレイにほどいて行くことが出来れば

端まで来た時に糸同士を結ぶ余裕ができます。

糸を解くという作業は、何度も生地の中を潜らせますしリッパーの刃が当たる事もあるので

糸が切れてしまい、結ぶことが出来ないくらい短い糸しか残らない事もあります。

その場合は次で使うほつれ止め液を使って糸を固めれば問題ありません。

ほつれ止めピケをロックミシンがわりに使う

元々ロックミシンをかけていたところはこのままではどんどんほつれていきます。

特に今回はデニム生地なので、1本1本の繊維が太く

それぞれの張りの強さで簡単にほつれてしまいやすい生地です。

でも既に出来上がっているポケット部分は開き口が小さいので

このままサイドミシンをかけることは難しいですよね。

こうした糸での端処理が難しい部分に便利なのが”ほつれ止めピケ”です。

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分類としては接着剤なのですが、生地の端の繊維に液を染み込ませることで

繊維がこれ以上動かないように固めることができる便利なアイテムです。

他にも、先ほどのような玉留めができなかった部分や

目立たない部分のほころびを補修するのにも使えます。

このほつれ止めをロックミシンがかかっていた部分全ての

端2mmくらいに染み込ませるように塗っていきます。

他にもほつれ止め液には種類がありますが

このほつれ止めピケが粘度も高く、ドバッと出てしまわずにキレイに塗れるのでおすすめです。

本物ポケットになる部分を作る

作りたいポケットの大きさを決める

塞がっていた部分をほどいてからの方が正確に採寸できます。

今回ポケットに入れたいもので一番大きなスマホが確実に入るように

ポケットの大きさを決めていきます。

シワが寄っているポケットは横にぎゅっと引っ張りながら測り、ポケットの横幅は11.5cm

ポケットの深さはスマホが完全に隠れるようにスマホの長さ+厚み1cmで15.5cm

縫い代はフェイクポケットの元の縫い目に合わせると縫い進めやすいので、それぞれ1cmにします。

横幅は更に縫い代が必要なので1cmずつ追加すると

1つのポケットに必要な生地は13.5cm×33cmということがわかりました。

生地をカット、ポケットの形にする

このサイズに合わせてポケットの生地を切っていきます。

ポケットに使う生地は分厚すぎると表に響きやすいのでなるべく薄い

でもしっかり目の詰まった丈夫な生地を選びました。

たまたま少し使っただけのダイソーのプリント生地があったので今回はこちらを使用します。

ポリエステル素材なので洋服にするには肌触りが良くありませんが

今回はポケットだけなので使ってしまいます。

生地が分厚くなると履き心地に影響があるので、端処理は三つ折りなど生地が重なる方法は避け

ジグザグミシンをかけるか、もしくは先ほどのほつれ止めを使います。

この生地は織り目がというよりプリントの膜のようなものが強く、針が通りにくかったので

私は”ほつれ止めピケ”で端処理を行いました。

今回は後付けのポケットなので

先にポケットの形を完成させてからデニム本体に縫い付けます。

上の縫い代を折り返した状態で左右両脇を縫います。

フェイクポケットに本物ポケットを縫い合わせる

元の縫い目に合わせてコの字閉じで縫い合わせる

本物のポケットが出来上がったら、ほどいたフェイクポケットに縫い合わせていきます。

まずはお尻側の生地からです。

本物ポケットの縫い代を三角に折り返して表に出ないようにしたら

ほどいた元の縫い目に合わせてまち針で留めていきます。

縫い目から生地の端までの縫い代が

本物ポケットとフェイクポケット1cmと同じ長さに揃っているので、スムーズに留めていけますね。

ぐるりと一周バランスよくまち針で留めたら、”コの字閉じ”で縫い合わせます。

コの字閉じはその名の通り、上から見るとカタカナの”コ”の連続のように見える縫い目で

両方の生地とも表側を見ながら縫い合わせたい時に便利な縫い方です。

結果的には普通の”なみ縫い”と同じように仕上がります。

前側は”本返し縫い”で。丁寧に仕上げたいなら2回に分けてもOK。

反対の外側の縫い目は、ポケット周りのステッチも兼ねていましたね。

こちらは本返し縫いで縫い合わせていきます。

本返し縫いは”一歩下がって二歩進んで”という縫い方をする縫い目で、丈夫に仕上がるのはもちろん

手縫いでも表からだけはミシンの縫い目に見せることができる便利な縫い方です。

ポケットの内側は、ポケットをグイッと引き下げてもお尻側の生地しか見えません。

外側の縫い目は多少汚くても問題はないので

簡単に仕上げたい場合はこの本返し縫いで、本物ポケットとの縫い合わせを済ませてしまうと楽です。

もし気になる場合は

一旦本物ポケットの生地を避けて、フェイクポケット側だけに本返し縫いでステッチをかけ

本物ポケットはその縫い目を隠すように

上からコの字閉じで縫い合わせるとキレイに仕上がりますよ。

これで

フェイクポケットを改造して本物のポケットにする作業が終了しました!

目的のスマホもすっぽり収まって

このまま自転車を漕いでも、ポケットから落ちてしまうこともありませんし

表にも響かず、後付けのポケットにはとても見えない仕上がりになりました。

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[まとめ]フェイクポケットを本物のポケットに改造する方法

今回は、デニムのワイドパンツお尻についている、フェイクのパイピングポケットを使って

フェイクポケットを本物のポケットに改造する方法をご紹介しました。

デニムのカジュアル服で行いましたが

より目立たない生地を選べば、ビジネス服やフォーマル服にも使える方法です。

合う生地さえあれば2時間ほどでできてしまうので

試しに1着、やってみてくださいね。

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