[型紙レビュー]ソーイングママ『WピースTシャツ』家庭用ミシンでも作れます！発売前モニターを務めました。

優しい雰囲気で男女問わずにおすすめの、キッズとママの型紙やさん「ソーイングママ」さん。

2023年6月30日発売の新作『WピースTシャツ』の発売前モニターを務めさせていただきました。

ソーイングママ『WピースTシャツ』の特徴や難しかったところ、必要な副資材など

家庭用コンピューターミシンだけでリメイク服を作っている、家庭科レベルの私が

正直レビューさせていただきます。

ソーイングママ『WピースTシャツ』の特徴

『WピースTシャツ』のサイズ展開

『WピースTシャツ』は80サイズから150サイズまで展開しています。

1枚の型紙でそのサイズの半袖と長袖両方を作ることができるお得な型紙です。

ユニセックスデザインで男の子にも女の子にも似合うデザインとなっています。

今回私は小学一年生、身長120cmの長女をモデルにモニターをさせていただきました。

普段着ている市販品は細身のものが多いのか130を選ぶことも増えてきた長女ですが

この『WピースTシャツ』は120がジャストサイズでした。

横幅がゆったりしていて、肩線が落ちるデザインになっており

肩線が落ちることによって大きなVの字につながるデザインになっているので

サイズが大きすぎても小さすぎてもラインが崩れやすくなってしまいます。

『WピースTシャツ』の型紙は、身長に合わせてジャストサイズで選ぶことをおすすめします。

『WピースTシャツ』に使う生地の種類

『WピースTシャツ』はその名の通りTシャツなので、”伸びる生地”で作ることを想定した型紙です。

普段着ているTシャツと同じような生地を使って作ります。

生地の種類で言うと天竺(てんじく)やスムースニットと呼ばれる生地が一番おすすめです。

今回私が使用したのは次の生地になります。

半袖・・・ポリエステルメッシュ、ダブルフェイス(スポーツ用Tシャツに使われるもの)

長袖・・・天竺

生地として新しく購入する場合は↓このような↓生地がおすすめです。

伸びる生地でもジャージ素材やスウェット素材でも作ることは可能ですが

”Tシャツ”と言う印象にはならないかなぁと思います。

スウェット素材なら

同じソーイングママさんで個性的なトレーナーの型紙が出ているので、こちらもおすすめです。

『WピースTシャツ』で生地以外に使う資材

その他に3つのアイテムを用意しました。

伸びどめテープ

肩のラインが伸びてピロピロにならないようにするアイロン接着のテープです。

平織のものとニット用のものがあるのでニット用を選びます。

このアサヒ”アイテープ”の場合、平、ハーフバイアス、バイアスの3種類ありますが

今回はバイアスを選びました。

白と黒があるので上側の見頃に使う生地に合わせて近い色を選んでください。

またVの字の縫い方で初心者向け簡単Ver.を用いる場合は、そちらにも伸びどめテープを使います。

ニット用ミシン糸

伸びる生地に普通のミシン糸を使ってしまうと、生地の伸縮に糸がついて行けずに切れてしまいます。

ニット生地にはニット用のミシン糸を使いましょう。

今回はTシャツという伸ばして着る服なので、上糸にはレジロン糸

下糸にはさらに伸縮しやすいウーリーロックミシン糸を使いました。

下糸にウーリーロックミシン糸を使う場合は上糸の糸調子を弱くして

下糸ができるだけ自由に動けるようにしてあげると、さらに伸縮しやすくなります。

ニット用ミシン針

細く柔らかい繊維で編まれたニット生地は、普通のミシン針で縫うと破れてしまいます。

ニット用ミシン針なら先端が丸くなっており、生地を傷つけずに縫うことができます。

Tシャツ程度の生地なら普通の厚さなので11号のミシン針で大丈夫です。

『WピースTシャツ』を縫う際に難しかったところ

Vの字の合わせ

一番難しかったのはVの字を合わせるところです。

Vの字を一直線で縫おうとすると

このように一度に縫い代を合わせるのが難しいのです。

『WピースTシャツ』の仕様書にはVの字の下側の生地に切れ込みを入れる方法が

初心者向けの作り方として紹介されています。

逆に言えば、切れ込みを入れずに縫う場合は

その切れ込みが開く分だけ下の生地を伸ばしながら縫う必要があるのです。

(切れ込みを入れずに縫う場合も着る際には違和感なく着用できます。縫い代は上に倒すので無理やり伸ばさなければいけないのは縫っている間だけです)

こうした注意が必要な箇所なので、このVの字は端から一気にではなく

最初に上と下の角をまち針でぴったり合わせてからその両脇2cmほどを縫い合わせます。

片方ずつ慎重に縫い合わせる事で一番目立つポイントがキレイに仕上がりますよ。

スリットタイプのポケット

ポケットはつけない仕様にもできます。でも、1年生の娘がクリップ式の名札を自分でつけるのに

ちょうど良いなと思ったので挑戦することにしました。

スリット式のポケットは以前

同じ「ソーイングママ」さんの『プリーツスカパン』でも挑戦したのですが

まだ構造がしっかり頭に入っていないので、あと何回か実践しないとなぁと思います(汗)

でも今回、『WピースTシャツ』の仕様書ではしっかり手順を書いてくれているので

見ながら実践すれば大丈夫です！

ただしポケットの内布用の生地2枚、どちらをどちら側に使うのかは

生地を細断するときによーくよーく考えながら切ってくださいね。

間違えて裏向きに裁断してしまうとポケットの中がちらっと見えた時、ちょっと残念です。

実際、私は間違えてます(笑)

首回りのリブを落ち着かせる

これに関しては私たちモニターの意見が反映されて修正が入り改善されたので

私が縫った時ほど問題は起こらないかと思います。

でも基本的にTシャツの首回りの構造とは、非常に縫いづらい箇所であることに変わりはありません。

首のリブは円なので、このように外周より内周の方が短くなります。

そのため仕上がり時の内周が余ってピロピロしてしまわないように

リブの生地は内周に合わせたサイズになっています。

それを外周に合わせて引っ張りながら縫うイメージなので、首リブは縫いにくいのです。

さらにいうと実際にミシンで縫う瞬間は

内周のラインを外周のラインよりもさらに外側に倒した状態で縫うことになります。

その為どうしても内周側の生地は伸び切ってしまいがちです。

縫った後にアイロンの高温スチームを当てながらゆっくり形を整えてあげると

元の状態に縮んでくれるかと思います。

無事縮んだ時にきちんと均等に首回りに収まるように肩のラインとの合印や

センターラインの合印をしっかり合わせて、まち針で止めてからミシンをかけるようにしましょう。

型紙『WピースTシャツ』の購入は楽天市場がおすすめ

印刷版の購入をおすすめします

ソーイングママ『WピースTシャツ』の型紙は

公式ホームページ、楽天市場、BASEその他生地屋さんなどで購入できます。

単品の価格としては公式ホームページでダウンロード版を購入するのが一番安くはなるのですが

私は断然、印刷されたものを購入する郵送版をおすすめします。

というのもソーイングママさんの型紙はA3サイズで作られているので

ダウンロードして印刷する場合はコンビニのネットプリントの代金も必要になるからなんです。

家庭用A3サイズプリンターもあることにはありますが、持っている方はあまりいませんよね？

それにどんなにきちんとしたデータや印刷機でも”印刷ずれ”が起こる可能性があります。

「この□の一辺が3cmに印刷されたか確認してください」というスケールガイドはありますが

コンビニでお金を払って印刷したのにサイズが微妙に変わっていてやり直し

なんてもったいないですよね？

なので、印刷の手間やコピー代を考えると、少しお高くなっても郵送版がおすすめなんです。

お買い物マラソンの買い周りにもおすすめ

さらにおすすめなのはソーイングママ楽天市場店での購入です。

正直にお話しすると送料含めても公式ホームページの方が115円安いです(この記事を書いている現在)。

でも楽天にはポイント5倍の日やお買い物マラソン、カード払いのポイントUPなどがありますよね？

こういったポイントアップの日に購入するなら断然楽天の方がお安くなります！

他の型紙も1つで1000円くらいからあるので、お買い物マラソンにはちょうどいいですね。

[まとめ]ソーイングママ『WピースTシャツ』型紙レビュー

今回は発売前モニターとして参加させていただいた

「ソーイングママ」さんの『WピースTシャツ』の型紙レビューをお送りしました。

難しい箇所として、Vの字、ポケット、首回りのリブの3つをご紹介しましたが

逆にいうとそれ以外は比較的簡単に作れるTシャツの型紙だと思いました。

こちらの記事でも紹介させていただいていますが、「ソーイングママ」さんの型紙って

初心者がちょっと頑張れば作れちゃう！という型紙ばかりなんです。

「ちょっと難しい」を乗り越えると、他にはない素敵なお洋服が手に入りますよ。

ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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