100〜120cm前後へとグングンと大きくなる年少〜年長さんの3年間
幼稚園や保育園しか着る機会のない園服やスモックは「もったいないなぁ」という思いで
年少さんにはまた袖も裾もブカブカの120cmを買ってしまいがちです。
個人的にはそんなブッカブカなスモックに”着られている”ちっちゃな年少さんは
可愛くてずーっと見ていたいくらいなのですが
元気にそして何より安全に活動してもらうためには、体に合ったサイズであることが何より大切です。
こちらの政府広報でも、大きすぎる子供服の安全性について注意を促しているように
園服やスモックを短くするサイズ直しは、お家でやってくることが必須の園がほとんどです。
この記事では
[簡単]120→95cmでもいけた!スモックの袖、裾、丈を短くする方法
身幅を小さくサイズ直しする方法を4種類ご紹介します。
スモックの袖、裾、丈、身幅を短くする方法、仕上がりイメージと材料
今回はこの4種類の方法を使ってスモックの袖上げ、裾上げ、丈詰めをしていきます。
お子さんの体型に合わせて4種類の方法をうまく組み合わせてみてください。
裾上げ、袖上げ、丈詰めには特別な道具や材料は必要ありません!
基本の手縫いやミシンの直線縫いだけで簡単に仕上がります。
家庭科レベルで簡単リメイク服では
・おうちにある家庭用コンピューターミシン(手縫いのみのリメイクもあり)
・小学校の時に揃えた裁縫セット でできる
本当に着られる”家庭科レベル”のリメイク服の作り方や洋服のお直し方法をご紹介しています。
伸びないシンプルな生地を使っていることが多いので、ミシン糸も普通地用ミシン糸で大丈夫、
完全に生地に合う色の糸を使わなくても馴染む色であれば問題ありません。
ミシン糸には大体の生地に合わせることができる万能色があります。
4色あれば大抵の生地に対応できるのでこちらを参考に揃えてみてください。
[身幅]首周りのゴムを短くする
スモックを着せる目的は、汚れを気にせず活動させてあげることですよね。
首周りは食べこぼしが気になるところ、ブカブカなスモックでは防ぎきれません。
首元はピッタリフィットしているのが理想的です。
ゴムを少し短くする
スモックの首周りはゴムになっていることがほとんどです。
ゴムですからギュッと引っ張って短くすれば、簡単に縮めることができます。
ゴムの伸ばすことのできる最大の長さが、子供の頭周りより大きければ脱ぎ着はできます。
ただお着替えできるようになったばかりの子供が脱ぎ着するので
ゴムを伸ばした状態で、頭囲+拳1個分くらいの余裕があるといいですね.
ゴム通し穴がないスモックなら作ろう
ゴム通し穴がない場合はこの機会に作っておくとあとが楽です。
ゴム通し穴にしたいところを5目分くらいほどき
両側の縫い目がほつれないように、別の糸で1cmくらいずつ上から重ねて縫っておいてください。
[袖上げ]二の腕で丈詰めをする
自分の着ている服の袖を折り返すのは子供には難しいですから
幼稚園や保育園の服は、縫い留めて袖をまくらくても短い状態にしておくのが基本です。
スモック以外の服であれば、袖口を折り返してそのまま縫い留めてしまえば良いのですが
袖口がゴムのスモックの場合はそうはいきません。
ゴムを抜いて折り返し、新たなゴム通し穴を作っても良いのですが
面倒ですし、もう一度袖を元に戻した時の生地の痛みも気になります。
折り返して筒縫いするだけでOK
こうした場合はこのように袖口ではなく二の腕のあたりで丈詰めをするのがおすすめです。
複雑にな作りに見えますが意外と簡単で、縫うのはたったの1回だけなんです。
下の方の布を内側に織り込むようにして、丈詰めをスタートしたい位置を決めアイロンをかけます。
アイロンをかけた線から短くしたい長さの半分の位置を真っ直ぐに縫います。
縫い終えたら織り込んでいた袖を元に戻します。
この写真の場合、ぴらぴらしている部分が3cmなので
6cm分袖丈を短くすることが出来ました。
余った部分は1ヶ所にまとめるとキレイ
袖は袖口に向かってだんだんすぼまっている作りなので
上の生地と中の生地で円周が異なります。
袖の上側、もしくは下側など
上の生地の余る部分を1箇所に集めてあげると綺麗に仕上がりますよ。
フリーアームに入らない場合は手縫いで
家庭用ミシンには筒物縫い用のフリーアームがあることがほとんどですが
残念ながら子供のスモックでは入らないことが多いです。
重なる部分を避けながらミシンでぬい進めることもできますが、難しければ手縫いでも大丈夫です。
1〜2年でほどく物ですから簡単な”なみ縫い”で問題ありません。
丈夫にしたり、縫い目をミシンのように綺麗にしたい場合は”本返し縫い”がおすすめです。
[裾上げ]裾を折り上げる
幼稚園や保育園では床に座って活動することも多いですよね。
丈が長いままだと座った状態から立ち上がる時に裾を踏んで転んでしまう可能性があります。
スモックの裾は少なくとも膝上まで上げておくのが良いですね。
裾上げは簡単なのに大胆に短くできる!
裾部分のサイズ直しは、折り上げて縫い止めるだけなのでとても簡単です。
10cmくらいの大胆な裾上げもできちゃいますよ。
幅もある部分なのでミシンの直線縫いで縫うことができます。
裾も下に向かって広がっているので、折り上げた先の生地と縫い合わせる時は下の生地が余ります。
余る部分は両脇の縫い目に集めておくとゴワゴワしません。
ポケットまで縫い付けてしまわないように注意
とても簡単な裾上げですが、ポケットがあるスモックの場合は要注意。
一緒に縫い付けてしまわないようにしましょう。
ポケットの部分は、ミシンではなく手縫いでまつり縫いをして
ポケットの裏地だけをすくうように縫うといいですよ。
[身幅]大胆に脇を縫う
2サイズ以上大きなスモックを着る場合に有効な方法です。
我が家の場合120cmのスモックを、当時95cmを着ていた娘に着せる必要があったのですが
この方法で無事、幼稚園の先生にご指摘を受けることもなく(笑)切り抜けることができました。
サイズ直しの盲点、身幅
大きなサイズ直しの場合、丈だけでなく身幅にもかなりの差があります。
いくら裾を折り上げていても
遊具によじ登る時のように大きく足を持ち上げる動きをすると、裾を踏んでしまう可能性がありとても危険です。
袖も振袖のようになるのでお給食や絵の具の時などビチャっと汚れてしまうかもしれません。
ふんわりスカートのように広がった裾で、足元も見えづらくなるかと思います。
裏返して脇線を一直線に縫うだけ
身幅を小さくする場合には、脇のラインを縫います。
スモックを全て裏返し両サイドの裾から脇、袖口に向かって一直線に縫い進めます。
元の縫い目から1cm内側を縫うだけでも
前後で各1cm、左右で各1cm、合わせて4cm縮めることができます。
頭で想像するよりも意外と小さくなるので
実際にお子さんに着せてみながら何cm内側を縫うのか決めてくださいね。
また袖口はそのままの幅でも問題ないと思うので
袖口の数センチ手前でとまり元のラインと自然に繋がるようにに
縫い終わりに向かってカーブさせて縫うといいでしょう。
上の3つの方法も併せてサイズ調節する場合は
この脇のラインを一番最初にすると綺麗に仕上がります。
[簡単]スモックの袖,裾,丈上げ方法4選、まとめ
この記事では幼稚園、保育園の入園準備に必要な
簡単!スモックの袖上げ、裾あげ、丈上げなど、サイズ直しの方法を4種類ご紹介しました。
例え各サイズ全て購入したとしても、子供の体型はひとりひとり違いますから
オーダーメイドでもない限り何かしらの調整は必要になるかと思います。
幼稚園や保育園で着る服は
子供の「じぶんでできた!」の体験を積み重ねるのにとても重要なアイテムです。
サイズが合っていないことを気にすることなく、思いっきり活動に集中してもらえるように
できる限りピッタリな状態で着せてあげたいですね。
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